SILASU(シラス)
これまで東京時代に、SYNAPSEの活動などをしていたこともあり、鹿児島でもアートやデザイン、コミュニティデザインをしている方々と出会い、SILASUという活動を始めることになった。これは、人文学科の同僚の太田純貴先生(美学)がご紹介しくださったことから始まる。
日本でもバイオアートがちょっとしたブームになっていたりするし、SILASUメンバには元YCAM(山口情報芸術センター)の方もいるので、科学にも興味を持ってもらったようだ。
SILASUは、今はFacebookページしかないが、そのうちHPもつくって、webマガジン化する予定だ。
2017年度は、立ち上げのための連続イベント「Kagoshima Art and/or Science 山の学校・海の学校」を計5回行った。
以前から知り合いだったYCAMバイオ・リサーチの津田のヒゲさん、じゃなくてヒゲの津田さんもゲストとして来てくれたし(ある種の薩長同盟)、3710Labとも2回のイベントを共催した。
FBページにはイベントの様子の写真もあるので、詳しくはそちらも見ていただきたい。毎回、東花行さんに素敵な写真を撮って頂いている。
3710Labのプロジェクトで、日本で唯一の島マガジン『島へ。』と共同で気仙沼の大島を取材するというものがあった。この取材は、気仙沼の高校生が行って出版したのだが、その高校生たちを、このSILASUの連続イベントの最終回に呼んでこれたのは、実現できて本当によかった。
僕にとってこの活動は、東京でもニューヨークでも、ロンドンでもパリでもない鹿児島で、鹿児島に向けてだけ発信するわけでも、東京に向けて発信するわけでもなく、発信しないわけでもない、ただここで生きているとこうなった、というもの。
街として改善するべきところももっとよくできるところもあるのだけれど、ちなみにいまのところ、鹿児島の暮らしに何も不満はない。