Dec 19, 2017

講義のモデルレポート

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僕の「神経科学」という講義では、以下の3つの課題図書の小説を読んで、それについて論ずるというレポートを出している。

 

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック ハヤカワ文庫SF

『ハーモニー』伊藤計劃 ハヤカワ文庫JA

『彼女は一人で歩くのか?』森博嗣 講談社タイガ (アンドロイド~のオマージュ。続編継続中。)

 

いずれもSF。レポートは、

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これらを神経科学の知識を交えて批評しつつ、将来の人間社会がこのようになっているのか、いないのか、など、自身の予想を展開してみよう。作品に対して、なぜそのような批評をしたのか、根拠を示すこと。根拠とは、もちろん引用のこと。神経科学の本や論文を引用して根拠をしめし、今後どのような技術発展があればこのような社会が可能か、なども考えてみる(いわゆる「設定」の考察)。さらには、そのような社会になることが望ましいことなのかどうか? 望ましくなくともそうなってしまうのかどうか、なども、考えて見る。
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という感じで出している(講義では、出題意図の補足文も付けている)。

 

昨年の受講者の方2名から許可を得て、モデルレポートとして掲載しようと思う。題材は何もたまたま『ハーモニー』。

昨年の経験では、みなさんかなり一生懸命書いてくれて、一気に数十個のレポートを読んだ僕は、みなさんの思考が流れ込んできて頭がおかしくなりそうになったほど力作ぞろいだったので、信用はしているのですが、一応コピペ対策で画像として掲載しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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